映画 書籍
望月衣塑子氏の著作そして映画『新聞記者』
官邸会見で舌鋒鋭く、躱されてもカワサレても、妨害されても諦めず質問をし続ける東京新聞・望月衣塑子記者の活躍を知り、その著書も追いかけた。最初に刊行された『新聞記者/望月衣塑子著/2017』を原案に作られたのが、映画『新聞記者/藤井道人監督/2019』だ。
政界で発覚し続ける良からぬ事々、追求はあるも核心にはなかなか至らず、時間は経ち、我々は忘れ、また次の事が明るみに出て世間を騒がすも、TVと一部新聞は萎縮し、時間と共に我々は忘れる。結局はなにも正されず直らない。そんな無駄にも感じてしまっていた私達の時間を、113分の映画に見事にまとめ上げたのがこの作品。劇映画が観る目によってはドキュメンタリーにも思えてしまう。
映画公式ホームページは、特定のIPアドレスから集中的なアクセスを受けて、一時的にダウンするなどした。劇中にも描かれているような謀略が、作品自体にもリアルに起きている。
韓国人俳優シム・ウンギョン氏の目が多くを語りかける。ホントに素晴らしい。
♪写真は映画.comさんから拝借